クラウドワークスの仕事は悪質だ!悪質クライアントの巣窟だ!という意見は、よく聞きます。単価が安い、リテラシーが低い、などが多いように思います。
クラウドワークス(crowdworks)は、誰でも仕事の依頼ができます。
仕事を発注するための審査があるわけじゃありません。
そのため、世の中の縮図のようなあらゆる(主に中小)会社クライアントが仕事を発注するために利用しているので、良い仕事、単価の高い仕事もあっけなく受注することもあります。私は継続案件ですが、1度結果的に時給1万円の仕事になったケースもあります。逆に最近、とんでもないソースの修正案件を受けてしまって、日給3千円になってしまったこともあります。最低日給を更新しました。とにかく玉石混合なんです。
私はクラウドワークスではトータル2年ちょっと仕事をしてきまして、月収平均すると30万円以上を稼いでいます。仕事も結構選んで受注しています。
(例えば怪しいセミナーや商材の仕事を受注したことはありません)
そんな私が、仕事で出会った悪質なクライアントについて報告します。
いやー、いろんな人がいましたし、本当にいろんなことがありました。順番に紹介します。
はっきりと「これは悪質!」とわかるクライアント
契約前に制作を依頼してくる
悪質クライアント詳細
応募多数で3社まで絞ったのだが、一度TOPデザインラフを制作してもらってから決めたい、と連絡がありました。
私がやった回避・対応策
契約前に制作はしない旨伝え、また、契約前に制作物をみたい場合は、コンペ案件がありますよ、とメール返信したあと、
また、クラウドワークスで違反報告をして、契約前に制作をさせようとしてくる旨を伝えました。
伝えたいこと
クライアントの実際の「制作物をみたい」、という気持ちもわかりますが、契約前に無料で仕事をさせようとしてくるクライアントは、もし契約できたとしても、自分の都合を押し付けてきます。
ましてや、クラウドワークスではコンペ、というものがあるので、それを利用しないで、同じようなことをリスクも追わずにやる、この悪質さ。
応募した制作者は、どうしても契約したい場合があるので、手を出しがちだと想像するけれど、このようなケースは絶対に対応するべきじゃないです。と私は思います。
依頼の内容と話が違うって思ってたら、やりとり何回目かで弊社のサービスは、、と始まる
悪質クライアント詳細
制作案件の通常のやりとり(対象サイトの提示や方向性の連絡など)のあとに、こういったサービスがありまして、個人事業主さんにとてもメリットのある、、うんぬんかんぬん
というメール内容でした。
私がやった回避・対応策
このメールをみた段階で、悪質クライアント!ジャッジが入ったため、メールに返信することもなく、違反通告をしました。
伝えたいこと
この悪質クライアントは、本来の目的が自分の客を増やしたい、ということだったので、こういった場合は、迷わず違反報告して、自分の貴重な時間を無駄に使わないようにしたいですね。
そもそもの値段設定が安すぎて、なめてんのかという
悪質クライアント詳細
依頼内容が少し曖昧で細かい部分修正を5000円以内で、という依頼かと思って応募したら、
1ページ追加の依頼内容でした。
そのクライアントは「自分でもできるんだけど、プロにお願いしたい」ということだったのでページデザインも含めての依頼でした。
私がやった回避・対応策
要件がはっきりわかっていなかったため応募しましたが
詳細を伺い予算にあってないことがわかった、
ということを伝えてお断りしました。
伝えたいこと
このクライアントは悪気ないですが、相場を知らない、また少しでも安くしたいという気持ちがあったために起こった悪質な案件でした。しょうがないですよね、こちらはお金を稼ぐために対応していますので。
そもそもの値段設定に入ってないものをあわよくば追加でやってもらおうとする
悪質クライアント詳細
契約前になんとなくの内容をうかがっていて、10時間稼働で、その内容を毎月の予算で継続して対応してほしい、ということだったので
すが、実際契約してみると、この日にここまではやりたいんだよな、というようなことを言われていて、どこまでできるかわからないという前提なのに、そもそもやりたいことの量と稼働時間があってない、と感じて、またそのクライアントの要望の伝え方が、私が気を使って稼働を増やしてくれるの待ち、みたいな感じでした。
よくこの方が使っていたのは、好きなようにチャレンジしてほしい、という言葉でした。
チャレンジという言葉の都合のよい持ち出し方をする方でした。
私がやった回避・対応策
そもそも私は稼ぐために契約したので、チャレンジは別で自分でやります、ということは伝えなかったですが、
工数と稼働が全く想定とあってないので、難しいことを伝えて、契約解除しました。
伝えたいこと
チャレンジ、勉強、初心者って言葉を依頼側から持ち出されたときは注意が必要かと思います。
それ、こっちで勝手に考えるから!
契約前に、すぐに別ツールで連絡をとろうとして、そしてそのまま有無をいわさず直接契約させる
悪質クライアント詳細
契約前のやりとりで、すぐにスカイプなどを聞いてきたり、電話してきたり、で直接話したあとに
契約はこちらの意思を聞かずに、クラウドワークスを介さずに直接契約しようとする、そしてこれは、結構前から何回もやってそうだな、というパターンでした。
私がやった回避・対応策
最初は、だまされてしまいました。その案件はいまだ未払いのままです。
直接契約する場合のリスクは、お金を払ってもらえないかもしれない、ということです。
クラウドワークスで契約するほうが未払いリスク、は避けられると思います。(まず初めに仮払い、というシステムになるため。また、納品できない場合、クラウドワークスに相談もできます)
伝えたいこと
直接契約するリスク、は抑えておきたいです。
法律的にグレー商材を扱っているand評価を折衝の切り札として考えている
このクライアントは、ちょっと込み入った話だったので別で詳細に書きました。
ちょっとわかりずらいけど悪質なクライアント
契約前の質問などのやりとりがながすぎて結局契約しないヤツ
悪質クライアント詳細
最初はよかったのです。
契約前のひととおりの詳細確認をしていて丁寧なやりとりだな、とさえ感じていました。
ただ、質問に回答して、その回答の質問や追加の質問がでてきたりで、なかなか契約まで進みません。
「こちらで問題なければ契約させてください」と伝えたあとに将来の仕事の依頼についてなどのやりとりが3ラリーくらいあって、契約金額が少し高めだったという話はでていたのですが、そのままフェードアウトしました。
私がやった回避・対応策
この場合、タイミング的に契約にどうしてもこぎつけたかった、という経緯がありました。
そのため私が丁寧に対応しすぎて、また契約までに囲い込もうとしすぎた傾向がありました。
そのため、契約を迷っていたときにクライアントの不安を煽ってこのような結果になったように思います。
伝えたいこと
多分、先方も迷っているか、状況が固まっていない可能性が高い状態でこちらからグイグイいくのでなく、契約前だからこそ、相手の立場にたって、クライアントの望むように動く必要があるのだと思いました。
ビジョンが曖昧ででかずぎなのに、全部投げてくる
悪質クライアント詳細
この案件は金額が大きい案件でした。サイトリニューアル、10pのwordpressで80万円台だったとおもいます。
新規事業がはじまるため、それでサイトを一新したい、詳細をヒアリングして、サイトを作っていってほしい、とのことで打ち合わせに行きました。「ドキュメントはこちらで用意せず、ヒアリングしてほしいんだ」ということが強くご要望としてありました。ちょっとこの時点で匂っていた部分はありました。
会社訪問してそこで行われたヒアリングは全く的を得ず、ワンマンそうな社長が話す内容は全く具体的でなかったため、新規事業について質問すると新しく入った営業の新入社員が新しい部署でこれから作っていく、というのが、具体的な内容でした。新入社員の方は社長のいうことにうなずくだけで、自分のビジョンやコンセプトについて何も話そうとしませんでした。
その状態で、サイトコンセプトやサイトイメージの提案書をもっていったものの、
反応は揚げ足とり+新しいことがしたい、というようなクライアントのフィードバックでした。
その新しい事の内容、は結局は、大きな夢物語をヒアリングしたあと、私が作らなくてはいけない、みたいでした。
私がやった回避・対応策
サイトの予算も大きく、契約までにかなりの工数をかけていたのですが、
このまま制作に入ったとしても、これは着地しないぞ、と気づいて、その時点で連絡して
私には力不足です、といいました。
時々、気になってサイトをみますが、リニューアルされた形跡はないので、やっぱりあれは、着地しないプロジェクトだろうな、と思っていますが、どうなんでしょうか、今もリニューアル準備やってんですかね、中小企業であれから2年たってますが(笑)。
伝えたいこと
クラウドワークスでは、誰もがクライアントになれるので、ルール無用でも、アリになってしまう現状があります。
Webの要件まで落とさずに依頼してくるクライアントもある一定数いますので、クライアントだからといって流されずこちらのできることと出来ないことの切り分けは、しておいたほうがよいかと思います。
求めている成果と細かい指示内容が違う。結局好みを押し付けてくる
悪質クライアント詳細
最初に、UXの向上、、アクセス数をあげたい、、ということで始まったグロースハック案件でした。
ふたをあけてみたら、ものすごくとんがった実装を希望してきたり(Webキュレーションサイトなのに、画面切り替えで3秒くらいのアニメーションを入れたい。グローバルナビゲーションはアイコンだけで文字はいらない(絶対にラベルの意味がわからない絵柄のイラスト)、など)
こちらの言い方で態度が変わったり、なんというか、Webのおいしいところだけをさらっと勉強していて、本質的でないクライアントでした。
私がやった回避・対応策
むちゃな改善を要望されたときに、実装のリスクを伝えました。
そして、それでもやりたい、ということなので、嫌々実装しました。
めちゃくちゃやっつけで仕事して、そして、事あるごとに専門の分野は専門家に相談されたほうがいいですよ、
というのは言い続けました。
あと、やっぱり、話半分で聞きますし、あんまり積極的に対応はしませんでした。
元々は長く続けたい、と言われていたのですが、3か月で契約は終了しました。
伝えたいこと
直クライアントの場合、私は、自社サイトのクオリティーがクライアントのリテラシーと直結しているとふんでいて、大体それは当たっています。
クライアントの言葉にだまされずに、成果がでるように、丁寧に話して説得して対応してあげたほうがよかったんだろうな、と思いますが、クライアントが決め打ちできたときに、こちらから提案しなおすのは、私はなかなか難しいです。
できあがったあとに修正を無限にしてくる
悪質クライアント詳細
私がサイトリニューアル制作を受けた場合、クライアントに確認をとるのは、ワイヤーフレーム、デザイン、コーディング、WordPressの4ステップなのですが、クラウドワークス(crowdworks)のクライアントは、リテラシーがWeb担当者がいるような会社と違って低いため、ワイヤーフレームで内容を理解してくれるクライアントはほとんどいません。
Webリテラシーにもよりますが、デザイン、で理解されるクライアントは8割くらいでしょうか。
WordPress完成後でやっと、「こういうサイトなのか」と理解されるのが残りの2割のクライアントです。
そのため、完成時点でデザイン修正が入るのは、ある程度見越していますが、
無限に毎日のように10日連続位でサイト完成後に修正の連絡をしてくるクライアントに当たってしまいました。
私がやった回避・対応策
最初は対応しましたが、大きな修正の場合、こちらの落ち度があるわけじゃないことを伝えて追加で料金をいただきました。
伝えたいこと
私自身にも言いたいですが、サイトリニューアル進捗の確認の時に、必ず、ここでFIXしているので大きな変更のときは追加の料金がかかってしまうことを伝えましょう。
それでも、やっぱりサイト完成後に修正がくることもあると思うので、それはある程度は許容してもよい気もします。
(思ってて言ってくれないよりはずっといいように私は思っています)ただ、無限は困ります、その場合は対応をできるだけ遅くしたり、逃げたりせざるを得ませんでした。
スカイプなどで細切れに質問や要望をいってくる
悪質クライアント詳細
スカイプ連絡を許容してしまったあとから、朝や夜に細切れの質問や指摘がくるようになりました。
朝と夜で言ってること違うよ、みたいな。契約前だったのですが、新しい案件の内容がコロコロ変わっていました。
私がやった回避・対応策
スカイプでも1日あけて対応したり、状況や条件を伝えて、こちらの立場を守って対応するようにしました。
伝えたいこと
最初に、そういったコロコロ変わる状況を聞き入れるような状況をつくると、甘えてくるので、
誘発しないよう、こちらも何回もわけて連絡するのはやめて、まとめて連絡することがよいように思います。
質問メールの回答が動画
悪質クライアント詳細
夜中にメールがきてその時にすぐ対応というのが何日か続いていたら、電話で直接話したいといわれました。
男性のクライアントだったので、ちょっと怖いなと思って、電話をうけることはNGだと伝えたところ、
それから、何かメールで質問しても動画で回答がくるようになりました。
私がやった回避・対応策
ただただ気味が悪く、案件が終わるまで我慢して、耐えました。
伝えたいこと
クライアントもいろんな方がいますよね、
動画の回答、これは女性からしたら気持ちが悪い、という印象になってしまいますが、
そういったことは、与える側から意識したほうが良いと思いますが、
もし、女性のワーカーさん、クライアントから動画で回答がきても黙って耐える、しか私は方法を知りませんので、なにかよい対応あったら教えてください。
あと、私のやったことは次回案件はなるべく受けないようにする、とかですかね。
クラウドワークスで出会った悪質クライアントまとめ
クラウドワークスだから、というわけじゃないですが、良いクライアントにも沢山出会いますが、一定の割合で悪質クライアントにも出会ってしまうな、というのが私の印象です。
私は悪質、と思いましたが、皆さんは、どう思われましたか?
また、皆さんも出会った悪質クライアントがいたら教えてください。受注者が協力して対処していけるとよいなと思います。よろしくお願いします!!