テレワーク(リモートワーク)とは?事例から学ぶリアルな話

最近、よく耳にするテレワーク(リモートワーク)。
テレワークとは何なのか? どんなメリット、デメリットがあるのか?
そんな疑問を解消し、あなたもテレワークの自由な働き方をはじめましょう!

テレワークとは?どんな会社がテレワークに移行しているのか

「テレワーク」とは何なのでしょうか?一般的な解釈としては 『場所や時間にとらわれない自由な働き方をする』のことを指しています。 

たとえば、

  • 会社のオフィスに行かずに自宅で仕事をする
  • 家事や子育ての合間、空いた時間だけ仕事をする

といった働き方ができます。

毎日会社まで通勤している人に取っては、とても魅力的に感じると思います。本当にこのような働き方ができるのでしょうか?確かに、一昔前では考えられなかった働き方ですが、新型コロナ対策を背景にテレワークを取り入れる会社は増えてきています。その証拠として、日本の会社におけるテレワークの普及率は、 2018年 13.9% 2019年 19.1%(+5.2%)という調査結果がでており、1年間で5%以上も増加しています。 出典:総務省ホームページ (https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd124210.html)それでは、どんな会社がリモートワークに移行しているのでしょうか?総務省の「テレワーク情報サイト」で各社の事例を見ることができます。 出典:総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/furusato-telework/search-case/index.html)日本マイクロソフト、ヤフー、NTTなど情報通信・システムの大手会社で導入されているのは納得できるかと思いますが、金融、製造、建設などの業種や10名以下の小規模な会社など、多くの会社がリモートワークに移行していることが分かります。あらゆる会社で、毎日オフィスに出社するスタイルが古いものに変わりつつあり、リモートワーカーとして働くことが、当たり前の時代になってきているのです。

テレワークの事情(メリット・デメリット)

テレワークにはどのようなメリットがあるのでしょうか?逆にデメリットはないのでしょうか?以下にメリット・デメリットをまとめてみました。

【リモートワーカーのメリット】

①通勤する必要がない

なんといっても、これが一番のメリットではないでしょうか?毎日、移動するためだけに使っていた時間を有効活用できるようになるのです!では、一般的にどれくらいの時間を通勤に費やしているのでしょうか?首都圏を対象とした調査での平均通勤時間は「59分」となっています。 出典:アットホーム(https://www.athome.co.jp/contents/at-research/vol33/)約1時間ですが、

  • 往復にすると、1日2時間、
  • 1ヶ月あたり20日勤務すると、40時間
  • 1年間で480時間

となります。1年間で480時間も通勤でムダにしているのです。また、都市部では朝の通勤ラッシュ時間帯の満員電車に乗らなければならないですが、満員電車に乗っていると、それだけで疲れますよね・・・特に朝は生産性の高い時間といわれています。「朝の生産性は夜の6倍」という調査結果もあるようです。実際にやってみると分かるのですが、朝起きてすぐに仕事に取りかかると昼や夜に比べて、仕事の進み方が全然ちがいます。朝は前日の疲労やストレスがリセットされて最も頭が冴えている時間帯なのです。前日悩んでいたこともすぐに解決できてしまいますよ!貴重な時間を通勤時間に使うのは、非常にもったいないことをしているのです。リモートワーカーになれば、通勤から解放され、貴重な時間を手に入れることができます!

②家族との時間が増える

「仕事が忙しくて家族の顔を見る時間もない・・・」そんなサラリーマンの人は、日本にたくさんいるのではないでしょうか?リモートワーカーになれば家族と過ごす時間が増えます。なぜなら、会社に行かなくて良いからです。自宅で仕事をしていれば、仕事の合間に家族と顔を合わせることは簡単ですよね。男女問わず、リモートワーカーになればより家事・育児へ時間を割くようになり、家事・育児が配偶者とシェアできれば、幸福度が増加するという調査結果もあります。 出典:総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd124210.html)リモートワーカーになれば、家族と過ごす時間が増えて幸せになれるのです!

③天候や災害の影響が少ない

豪雨、台風、地震など日本は災害の多い国ですが、通勤する必要がなければ、災害の影響を受ける可能性が低くなります。災害によって交通機関がマヒして通勤できない、といった状況は日本人なら身に覚えがあると思います。通勤途中、帰宅途中にこういった事態に遭遇してしまうと、進むことも戻ることもできない状況になってしまい、何時間もムダな時間を過ごしてしまうことになるでしょう。また、災害とはいえない普通の雨や風でも、会社に着いた時にはビショビショ・・・という日は、朝からやる気がなくなってしまいますよね。リモートワーカーだったら、災害の影響を最小限にできます!

④好きな場所で働ける

リモートワーカーになれば、好きな場所で働けるので、仕事の効率が上がります。集中できる場所は人それぞれです。会社のオフィスが誰にとっても集中できる場所とは限りません。会社のオフィスだと、1人で集中したいのに同僚から雑談を持ちかけられたりしませんか?それはそれで良い時もあるのですが、集中している時は手を止めたくないですよね。リモートワーカーなら、自分の部屋、図書館、カフェ、ファミレスなどはもちろん公園や海辺の砂浜、山の頂上などどんな場所でも働くことができます。(通信環境などは必要ですが・・・)会社で働く人を対象にしたアンケート調査では、76%の人が「オフィス以外で働いた方が生産性が上がる」という回答をしています。 出典:ライフハッカー(https://www.google.co.jp/amp/s/www.lifehacker.jp/amp/2015/11/151104office_productivity.html)好きな場所で働けば、効率良く仕事をこなせるようになります!

⑤時間の使い方が自由

リモートワーカーは時間にとらわれない働き方ができるので、時間を自由に使えます。家事や子育ての合間に働くことができますし、気分が乗らなければ、仕事を中断して休憩しても良いのです。あなたは仕事中にちゃんと休憩していますか?会社のオフィスだと、休憩しているとサボっていると思われそうで、なかなか自由に休憩できませんよね。さまざまな研究結果がありますが、人の集中力は平均45~50分、最長でも90分が限界といわれています。適度に休憩をはさむことで、集中力を維持できるのです。また、病院や市役所などの公共施設は、基本的に平日日中に利用する必要がありますが、オフィスで決まった時間で働いていると、行くことができません。これらを利用するために有給休暇を取得するのはもったいないですよね。リモートワーカーなら、いつ働いても良いので、好きな時に休憩したり、私用を済ませたり、自由に時間を使えるのです!

【リモートワーカーのデメリット】

①やる気を維持するのがタイヘン

リモートワーカーは、働く時間、働かない時間を自分で選べます。これはメリットでもありますが、キチンと仕事をこなすには、自分でやる気を出さなければなりません。会社のオフィスに毎日通勤する人であれば、上司や同僚の目もあり、イヤでも業務時間中は仕事をしなければなりません。しかし、リモートワーカーは基本的に誰からも監視されていませんので、いくらサボっていても注意してくれる人がいないのです。リモートワーカーは、働く場所も自由に選べますが、自分の部屋などで仕事をする場合は、テレビやマンガ、ゲームなど仕事の邪魔をする誘惑が多いですよね。あなたはそのような環境でやる気を維持できますか?人はチャンスがあれば怠けたい生き物なので、やる気を維持しながら仕事をすることは、とてもタイヘンなのです。

②働き過ぎてしまう

「①やる気を維持するのがタイヘン」とは逆になりますが、リモートワーカーの働き方は、基本的に自己管理なので、働き過ぎてしまうことがあります。マジメな人ほど、一生懸命に仕事をこなそうとするあまり、食事や休憩、睡眠時間も削って、仕事をし続けてしまいます。会社のオフィスで勤務していれば、労務管理する責任がある上司に止められることもありますが、1人で仕事をしていると、ブレーキをかけてくれる人がいないです。働き過ぎると、体調を崩してしまうこともありますよね。リモートワーカーは、働き過ぎてしまうリスクがあるのです。

③気軽に相談できない

リモート ワーカーは、1人で集中して仕事ができるメリットがある反面、困ったことがあっても、誰かに相談しにくいです。同じ場所に上司や同僚がいれば、顔が見えるので話しかけやすいですが、電話やメール、チャットだと、はじめは相手の状況がわからないので、対面で話す時ほど気軽に連絡できないですよね。コミュニケーションが不足すると、作業内容に齟齬が起きてしまうこともあります。また、知り合いが誰もいない場所で、黙々と作業を続けるのは、人によっては、孤独で寂しいと感じるかもしれません。1人で作業していても、適切なコミュニケーションを意識する必要があります。

④働く場所を探す必要がある

リモートワーカーは、好きな場所で働くことができますが、自分に合った環境を自分で用意する必要があります。自宅に書斎などの集中できる場所がある人は良いですが、そのような場所がない人も多いと思います。小さい子供がいるような家庭だと、なかなか集中できないですよね。また、自宅でビデオ会議を行うことになった場合、カメラにプライベートなものが映り込んでしまって恥ずかしかったり・・・こういった、問題を解決するためにカフェやコワーキングスペースを利用することもできますが、近くになかったり、費用がかかったりします。リモートワーカーは、自分に合った作業場所を自分で探す必要があるのです。

⑤運動不足になる

リモートワーカーは通勤する必要がないので、運動不足になります。毎日オフィスに通勤する人は、少なくともオフィスまでの移動が多少の運動になります。しかし、リモートワーカーは家から1歩も出なくても仕事ができるので、気づいたら何日も家から出てないなんてこともあるかもしれません。長時間座り続けると、血流が滞り、代謝機能が低下して、さまざまな病気のリスクが高まるともいわれています。リモートワーカーは、健康を維持するために意識的に運動する必要があります。

テレワーカー紹介

ここまでの記事を読んで、テレワーカーとして働く人が実際にどのような働き方をしているのか、事例を知りたくなったのではないでしょうか?ここでは、5人のテレワーカーを紹介します。

①ショーヘーさん

タイ・バンコクを拠点に、フリーランスとリモートワークエンジニアのいいとこ取りの働き方をされています会社員として安定収入を得ながら、フリーランスとしても収入を得るというのは良い働き方ですね。

【ショーヘーさんの自己紹介】
WordPressを中心にWeb制作歴5年のWebエンジニアです。フリーランス歴は3年ほど。PHP・WordPress・Laravelが好きです。
出典:from Garage (https://showtaki.com/

②なかのの夫さん

複業家としてさまざまなお仕事をされています。いつも家族と一緒に過ごすために、リモートワーカーとして働くというのが素敵です。

【なかのの夫さんの自己紹介】
『パパが本業、会社は副業』がテーマの複業家。副業がんばって、1日5時間労働&リモートワークの会社員に転職し、フリーランスではブログ・SNS・Web制作。家族と365日一緒&場所にとらわれない自由なライフスタイルを実現しました。子どもに『いってらっしゃい&おかえり』が言えるのが小さな誇りです。
出典:なかのの (https://nakanono.com/

③よっぴさん

子育てをしながらリモートワーカーとして働かれています。妊娠中に始めたというブログは情報満載で新米ママの教科書のようですね。

【よっぴさんの自己紹介】
夫と息子の3人暮らし。 母になったことを機に「おうちで働きたい」と思い、専業主婦からブログでフリーランスになりました。妊娠中に始めた子育てブログは月間30万PVを達成。現在はブログ運営をしながら、ママ支援の講師業もおこなっています。とにかく家族がだいすきなアラサーママです。
出典:mamaらふ (https://yoppi-kosodate.com/

④シンヤさん

フリーランスエンジニアとして働いた後に、自分で出勤しなくてもいい会社を設立し、社長になった方です。フリーランスやエンジニアになるための情報を発信されています。

【シンヤさんの自己紹介】
アメリカ留学中にお金がなくなって強制帰国。デザインとプログラミングを勉強。場所と時間にとらわれないライフスタイルを求めて、就職せずにフリーランスエンジニアになる。その後、出勤しなくても働ける会社を設立。現在は、代表取締役社長。
出典:社長の個人ブログ (https://ymmtshny.com/

⑤Tsuzukiさん

社員全員がリモートワークの会社でWEBマーケターとして働きながら、副業ブロガーとしても活動されています。

【Tsuzukiさんの自己紹介】
IT企業WEBマーケ | Tsuzuki Blog(月14万pv/50万円) 【経歴】立命館大学▶︎フィリピン留学▶︎海外インターン▶︎休学フリーランス1年▶︎起業挫折▶︎19卒入社 / 社員全員フルリモートの会社でWEBマーケター●福岡で彼女と暮らしてます●SEO・ブログ・アフィリエイトが好きです。
出典:Tsuzuki Blog  (https://www.tsuzukiblog.org/

リモートワークに取り組む企業やワーカーの事例

以下に政府、自治体が調査したリモートワークに取り組む企業やワーカーの事例をまとめてみました。

  • 厚生労働省 「HOME WORKERS WEB」職種ごとにリモートワーカーの事例を紹介しています。よかったこと、困ったこと、1日のタイムスケジュールなどが参考になります。
    出典:HOME WORKERS WEB(https://homeworkers.mhlw.go.jp/casestudy/

子育てをしながら働く、海外を拠点に働くなど、リモートワーカーならではの、さまざまな働き方事例が紹介されています。

テレワークで有効なウェブサービス

テレワークで効率良く働くためには、さまざまなサービスを使いこなす必要があります。以下に代表的なサービスを紹介します。

【コミュニケーション】

1人で働くテレワークにとって、チャットやビデオ通話の機能を持ったコミュニケーションツールは必須といえるでしょう。

①Chatwork

国産のビジネスチャットツールです。チャット以外にもタスク管理やファイル共有やビデオ通話など、さまざまな機能をパソコン、スマートフォンなどのマルチデバイスで利用できます。国産ならではの、使いやすいデザインなので、効率的な情報共有が可能です。

②Microsoft Teams

Microsoft Office365に含まれるビジネスチャットツールで、必要なメンバーとチームを組んでコミュニケーションを行うことに特化しています。OneDrive、SharePointなど、他のOffice 365製品との親和性が高く、共有したファイルの同時編集や資料を画面共有しながらのビデオ会議などを簡単に行うことができます。

③slack

世界150カ国以上で利用されているビジネスチャットツールです。GoogleドライブやDropbox、Githubなど、1000以上の外部ツールと連携することができます。

④Zoom

オンラインの会議やセミナーを行うためのツールです。他のツールと違い、参加者はアカウント登録なし、アプリインストールなしでもURLから会議に参加することができます。不特定多数の人が参加するセミナーなどで、有効なサービスです。

【スケジュール管理】

上司や同僚が近くにいない環境では、各自のスケジュールを効率的に管理するツールも必要です。

①Googleカレンダー

Googleアカウントがあれば利用できるスケジュール管理ツールです。シンプルで使いやすく、複数人でのスケジュール共有もできます。Gmailに送られてきた予定を自動で追加することも可能です。

①Timetree

スケジュール共有に特化したツールで、最大200人とスケジュールを共有することができます。スケジュールごとに個別のチャット欄があるので、調整事項はその場でやりとりすると便利です。

【クラウドストレージ】

メールには添付できないサイズのファイルや頻繁に更新、共同編集するようなファイルをやり取りするには、クラウドストレージサービスが便利です。自分のPCが故障してもクラウドストレージ上のファイルは残るので、大事なファイルのバックアップ先としても使えます。

①Dropbox

全世界で5億人以上のユーザに利用されているクラウドストレージサービスです。毎回WEB上でログインする必要はなく、PC上の専用フォルダにファイルをドラッグするだけで自動的にアップロードしてくれます。

②Microsoft OneDrive

Office 365に含まれるクラウドストレージサービスです。Teamsと同じく他のOffice 365製品との親和性が高いので、Office 365を契約しているなら積極的に利用すべきでしょう。

③GoogleDrive

Googleアカウントがあれば使える、クラウドストレージサービスです。Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなどで作成したファイルをそのままGoogleDriveに保存できるので便利です。GoogleDriveからGmailへ直接ファイル添付することもできます。

テレワークで働くには?

さて、テレワークについて学んできましたが、どうすればテレワークで働くことができるのでしょうか。今現在の勤め先がテレワークに積極的であれば問題ありませんが、そうでない場合は、リモートワークを導入している会社への転職やフリーランスとして働くことを検討する必要があるでしょう。リモートワークを導入している会社は、総務省の「テレワーク情報サイト」で紹介されています。 出典:テレワーク情報サイト(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/furusato-telework/search-case/index.html)しかし、スキルや経験がない状態でいきなり転職したり、フリーランスになるのはなかなか勇気がいることではないでしょうか?そこで、まずは副業として、テレワークを体験してみるというのもオススメです。 ※現職の就業規則等に問題がないか、事前に確認する必要があります。以下のようなクラウドソーシングサービスを利用すれば、さまざまなジャンルの仕事を完全オンラインで受注することができます。

また、プログラミングなどのスキルは、以下のようなオンライン学習サービスを利用すれば習得することができます。

スキルと経験を積めば、あなたもテレワークで自由に働くことができるようになるかもしれません。

まとめ

本記事ではテレワークについて紹介してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?テレワークには、自由に働けるというメリットがありましたが、自分で自分をコントロールしなければならない、といったデメリットもありました。メリットを活かし、デメリットを解消するには自己管理能力を養い、適切なサービスを使いこなしていく必要があるのです。しかし、リモートワーカーとしての働き方に魅力を感じたのであれば、あなたも自由に働くための1歩を踏み出してみましょう!

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